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マツダ2 レビュー(後編)

carblog-Zの「まゆげ ふとし」と申します。

主に車に関する記事を書いています。もし気に入っていただければ、今後とも記事を見ていただければ幸いです。

 

今回は、マツダ2(DJ系)のレビューをしていきたいと思います!

前編では、全体的な印象や特徴、そして今回の後編では、特に良い点、特に悪い点、最終評価という構成で書いていこうと思います。(前編はこちらから

 

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マツダ2レビュー(後編)


特に良い部分

 

ディーゼルは評判通り、かなり静か

マツダ車のディーゼルは、世界一静かであると話題になったことがあったが、評判通り、かなり静かであった。以前、友人の三菱デリカD5に乗ったことがあったが、まぁとにかくうるさかった。車が好きで、「○○の○型○気筒の○○はめっちゃ音が良い!」っていう意味でのうるさいは理解できる。仮に、ディーゼルの音が良いという人は多分余程の変態。実際私の周りでも、ディーゼルエンジンの音が好きだという意見は聞いたことがない。そのぐらい不人気だが、あの音がほとんど気にならなかった。マツダ2に限らず、最近のマツダ車は比較的どれも静かである。

だが実際は、車の静粛性がすごいのではなく、エンジンそのものが静かなのである。実際、メルセデスBMWなどのディーゼル欧州車が横切ったときとマツダディーゼルが横切ったとき、圧倒的にマツダの方が静かである。勿論、このマツダ2というマツダのなかで一番安い車でも例外に漏れない

 

・MT設定がある

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マツダ2 MT車 シフト

これもマツダ2に限った話ではない。マツダはほとんどの車種にMT設定を残しているマツダ2以外にも、マツダ3、マツダ6、CX-5ロードスターなど。今の時代、MT車は需要がないため、車に趣味を求めない人からしたら無用以外の何物でもない。そして、言うまでもなく、車に興味のある人とない人では、ない人の割合が圧倒的に多い。それでもマツダはその少ない割合のためにMTの設定を残しているのである。もう、恐れ入ったとしか言い様がない

 

サイドブレーキ

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デミオ サイドブレーキ


前編でも述べさせてもらったが、これもこの車の褒めるべきところ。雪で滑ったなどの緊急時だけでなく、サーキットなどでサイドターンをするときにもこのサイドブレーキが活躍する。こんなこと、電動パーキングでは絶対にできない。電動パーキングは、装備が充実しているという観点では良い。だが、私はサイドブレーキを確かに引いたって感じがしない。私も何回か忘れたことがある。私以外にも、電動パーキングは忘れたことがあるという方もおられるのではなかろうか?…え?他のマツダ車のサイドブレーキはどうなのかって?知らねぇなぁ…(遠い目)

(ちなみに、画像がマツダ2のものではなく、デミオのものである理由は、純粋にレンタル中に撮影するのを忘れて、デミオオーナーの友人に無理を言って撮影させてもらったため。シート以外違いがないため、代用できるという甘い考えでやりました。陳謝。)

 

 

特に悪い部分

・エアコン

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これがデミオ時代から治ってなくて反吐が出るほどムカついた。この車、冬の夜のような時間帯などであれば、ガラスの曇りを防ぐため、自動的にダッシュボードからエアコンを出す。これが、とにかくクソがひっつくほど寒いのである。同じことを思う人は私以外にいないのだろうか。ディーラーの方いわく、“仕様”とのこと。何が仕様だよ。更に腹が立つのが、このエアコン、切ることができないらしい。エアコンが温まるまで、10~15分程度かかるため、その間、寒さに耐えなければならない。「走る棺桶」と呼ばれる車はいくらでも聞いたことあるけど、「走る冷蔵庫」は長距離トラック以外で多分コイツがはじめて

 

・エアコンの吹き出し

またしてもエアコンの話。

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今度は、この丸い方のエアコン。デザインや高級感を重視した結果、ほとんど動かすことができないゴミになった。正直、昔のデミオ(DE系)の安っぽくも、使い勝手抜群なエアコンの方が圧倒的に良かった。

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旧型デミオ エアコン


この車、エアコン類に関しては0点。ちなみに、私の「高級感があっても、使い勝手が悪ければダメ。それなら安っぽくても使い勝手が良い方が好印象。」という考えを持つことになった発端はコイツのエアコン

 

最終評価

この車のオススメ度は、10点中、5点

前のキックスと変わんない当たり、やる気あんのかと思われるかもしれませんが、勿論真面目に答えています。

では、なぜこの点数なのか。

正直、エアコンがとにかく酷すぎるので、それだけで7点ぐらい下げています。しかし、やはりMTの設定があることやサイドブレーキがあることから、今の時代ほとんど需要がないとはいえ、これからドラテクを磨きたいという走りの初心者の方にはぴったりな車であるのと、マツダは、車やそのファンを大事にするメーカーなのでその心意気に免じておまけで2点与えました(何様だコイツ)。「メーカーがどうのこうのなんか評価すんな」という方からしたら、4点といったところでしょう。

ただし、「マツダ2は少し高いため、中古のデミオが欲しい」という方は、1.3Lモデルは避けるべきです。前編でも述べた通り、加速が遅い。エアコンを付ければ更に鈍いです。どうしても、デミオが欲しいなら、1.5Lを購入するべきです。

 

後編は以上となります。前編では、全体的な特徴や印象をレビューしていますので、そちらの方も見ていただければ幸いです。(前編はこちらから

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

また、次回お会いしましょう。

マツダ2 レビュー(前編)

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大変、更新が遅れてしまい、本当に申し訳ございませんでした。

改めまして、今回は、マツダ2(DJ系)のレビューをしていきたいと思います!

レビューは、2つにわけて、1つは全体的な印象や特徴、もう1つは特に良い点、特に悪い点、最終評価という構成で書いております。(後編はこちらから

 

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マツダ2レビュー(前編)

 

元々、デミオという名前だったマツダ2。

曰く、内装や乗り心地をデミオより更に追求した車とのこと。

正直、何も説明されずに比較されたら、フロントバンパー以外何が変わったのか全然わかりません。

今回、お借りしたモデルは1.5LのディーゼルタイプでATモデルとなります。

直列4気筒エンジンで、スペックは、最高出力105馬力、最大トルク約25㌔となっており、値段は、190万円~です。

特にこれ以上語ることもないので本編に入ります。

 

外装レビュー

前述の通り、フロントバンパーが変わったといったものの、そんなにびっくりするほどの変更はない。

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上:マツダ2、下:デミオ


フロントのメッキ部分が、デミオ時代は、ヘッドライトにぶち当たり、そこで途切れていた。が、マツダ2では、ヘッドライトの下に潜り込むような形になった。ヘッドライトも微妙に細長くなっている。

そして、出たよ…。

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リアバンパーしゃくれ。これだけは本当に汚れが出やすくなるからもっと考えて欲しいところ。

デミオ時代から思っていたが、最近のマツダのコンパクトカーにアルファロメオジュリエッタの顔面を移植できそう…と思うことがある。多分そんなこと考えるのは世界中どこを探しても私ぐらいしかいないと思うが。

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アルファロメオジュリエッタ


内装レビュー

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マツダ車の内装のクオリティは欧州車に引けを取らないと評判だが、実際はどうだろうか。確かに、他のコンパクトカーと比較しても、かなり良いのではないかと思う。とりわけ、グレードによるとはいえ、シートもホンダフィットや日産オーラのような内装で比較的評価が高い車ですら装備されていなかった電動シートがこのマツダ2には付いている。シートも触った感じ、固すぎず、腰が沈み込まないという腰痛が出にくいものに仕上がっていると思う。センターコンソールには、ドリンクホルダーが2つ容易されているものの、肘掛けが、ドリンクホルダーの真上に覆い被さるような形だったため、めちゃくちゃ邪魔だった。しかも、肘を置くにはちょっと後ろ過ぎる何しに来たんだ。そして、電動パーキングが主流となった今では天然記念物のハンドブレーキ

ハザードも比較的押しやすい場所にあって、ここは良好。

続いて、グローブボックス。こちらもそこそこ収納力はある感じ(車検証2冊+αくらい)。

後部座席はどうか。

コンパクトカー故、結構狭い。私は狭いところが大好きなので、微塵も気にならないが、閉所恐怖症の方やそこまででなくとも、狭いところが苦手な人からしたら、窮屈さは感じる。コンパクトカーだもん。あと、ドリンクホルダーがないので、飲み物をずーっと持ってないといけないのも煩わしく感じるかもしれない。でも、しょうがない。…コンパクトカーだもん。

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荷室の積載量は280Lと、昨今のSUVブームでSUV慣れしている状態でこの車の荷室を見ると感動するくらいにしょぼく感じるだろう。残念ながら、それは末期である。実際は、日頃のショッピング程度なら、何の問題もない。ゴルフや釣りのような趣味のために必要なものでも最低限は積める。

 

走行レビュー

デミオのなかでも、とりわけ、1.3LガソリンのAT車はストレスを感じるような加速をしていた。排気量故なのかもしれないが、低速域の加速がもたつき、アクセルを結構踏まないと加速しない。坂道でも、角度や登り始めたときの速度にもよるが、6割ぐらい踏んでも全く加速しない場合もある。だからといって、踏みすぎると急に効き始めて運転が下手くそな人みたいな挙動をする。これを解決するには、パドルなり、MTモードなりでシフトダウンしなければならず、めんどくさい。何より、ハイブリッドでもないので、燃費が悪くなる。要するに、「丁度良い加速ができなかった」のである(乗ったことないが、MT車は低速域でも問題なく加速するらしい)。

対して、今回お借りした1.5Lディーゼルは加速性能に関しては、合格点を与えてもよいと思う。ただし、昨今の車と比較したら決して速くはないことに注意。

これは、デミオもそうだが、軽いため、ブレーキは良く効く。そして、足回りは硬めに設定されているため、コーナリングもきびきびした動きが可能で、且つ不快でもない。それでも、基本設計自体は変わらないので、他にも気になるところがあるとしたら、相変わらずAピラーが結構太めで、視界はそんなによくない。

 

前編は以上となります。

ここまで比較的擁護してきましたが、ハッピーエンドで終わらせてたまるかと言うぐらい、後編では、この車のハゲるほどイラつく悪いところを書こうと思います。(後編はこちらから

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

また、次回お会いしましょう。

 

新型フェアレディZについて(情報、考察)

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今回の記事は、私のブログ名にも入っている新型フェアレディZについてです。

今回は、私が新型フェアレディZについて手に入れた情報を提供しようと思います。

特に、新型フェアレディZを購入・検討している方にとっては、とある朗報を手に入れました。その朗報は、後ほど述べるので、是非ともご覧あれ!

 

 

 

マフラー

この新型フェアレディZだが、エンジンは「スカイライン400R」に搭載される、最高出力405馬力を発生させるV型ツインターボエンジンの「VR30DDTT」を採用していることは既にご存じの方も多いだろう。だが、実は400Rと同じものを採用しているのは、エンジンだけではない。実はマフラーも400Rのものを採用している

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新型フェアレディZのマフラー


近々、更に強化される騒音規制のせいで、マフラーの音も制限されている分、それをクリアするためにも音を制御できるものとして400Rと同じものを採用したとのこと。ただし、それだけでも生産コストは下げられる(←紹介する朗報の伏線)し、デザインが悪いという意見も聞かない。実際2本出しで私はかっこいいと思う。

 

3連メーター

内装だが、3連メーターをダッシュボード上に付けている。

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新型フェアレディZの3連メーター


最近はデジタル化し、ナビで確認することができるようになっていたため、メーターとして見れることが久しい分、懐かしく思う方もおられるのではなかろうか

 

ステアリング

ステアリングについてだが、開発責任者の田村氏曰く、このステアリングのグリップは、R32スカイラインGT-Rのものと同じものを採用しているとのこと。

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新型フェアレディZの内装


車種は違えど、30年+α前の時代のものをそのままオマージュするとは誰が予想できただろうか。しかも外装ではなく、内装。私はそもそもこの時代生まれていないが、R32に乗っている、乗っていた方からしたら、こちらも非常に懐かしい一品であろう。

 

コンセプトカーについて

東京国債カスタムカーコンテスト2022で、見事最優秀賞を獲得した初代フェアレディZ(S30)をオマージュしたコンセプトカーだが、現在は売るつもりはない

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新型フェアレディZのコンセプトカー


ここまではご存じの方も多いだろう。ただし、日産は、「この新型フェアレディZをご購入いただいて、ご要望があまりにも多いようなら開発を検討する」とのこと。仮に出すとしたら、カスタムキットとして出すそう。喉から手が3本くらい出るほど欲しいと思う人も多いのでは

 

価格

引っ張りに引っ張って、ハードルが無駄に上がっている新型フェアレディZの朗報についてなのだが…。

それは、価格についてである。

皆さんは、この新型フェアレディZのとりわけ240台限定で生産される「プロトスペック」の価格は「696万円~」と聞いたことで、げんなりした人も多いであろう。

ご安心いただきたい。こちらも開発責任者の田村氏曰く、実際は「~696万円」が正解とのこと(ATとMTでは価格差はないため、オプションを付けてということだろう)。つまり、プロトスペックは、想定よりもっと安い価格で購入することが可能だそう。確かに、新型フェアレディZのプラットフォームは、Z34のものに改良を加えただけで、造り直しているわけではないし、400Rのエンジンのみならず、マフラーまでも流用しており、コスト削減にかなり貢献しているにも関わらず、やたら高額だと思った人も多いだろう。言わずもがな、ベースモデルは更に安いとのこと。すると、ベースモデルは当初予想していた500万円強程度に収まる可能性は十分にある決して安いとはいえないが、最後のガソリン車になる可能性のことを考慮すれば、努力して購入する価値は十分にある

 

 

おまけ(考察)

ふと思ったことなのだが、当初も述べた通り、400Rのエンジンを搭載し、マフラーも400Rのもの。実は、400Rは空ぶかしをすると、気持ちよくレブまで回り、音も非常に良い。そこから考えられるのは、この新型フェアレディZもレブまで回すことができるかもしれないということ。あのR35GT-Rですら、5000回転でリミッターに当たり、レブまで回す気持ちいい空ぶかしはできない。むやみやたらな空ぶかしは良くないし、何よりも車がかわいそうなのであまり何度もやるのは良くないが、「やっぱりスポーツカーは音が良くてなんぼ」という考えをもっている方も多数いるはずだ。逆に、こちらも先程も述べたように、騒音規制が強化されるのもまた事実全く、残念な時代だぜ…。そうなると、基準に適合させるため、空ぶかしリミッターを取り付けられることも大いに考えられるのであまり過度な期待はしないようにする方が良いだろう。

 

 

今回は、以上となります。

新型フェアレディZの価格が思っていた以上に安いことが判明した以上、購入を検討する人は増えたのではないでしょうか?

いずれにせよ、最近の日産はワクワクする車が増えてきて、昔の日産のような勢いが少しでも戻りつつあるのは大変嬉しいです。

新型フェアレディZ、公道で走っているのが待ち遠しいですね!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

また、次回お会いしましょう。

日産キックス レビュー(後編)

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主に車に関する記事を書いています。もし気に入っていただければ、今後とも記事を見ていただければ幸いです。

 

今回は、(P15系)日産キックスのレビューをしていきたいと思います!

前編では、全体的な印象や特徴、そして今回の後編では、特に良い点、特に悪い点、最終評価という構成で書いていこうと思います。(前編はこちらから

 

 

 

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日産キックスレビュー(後編)

 

特に良い部分

 

・走行性能

キックスの最大の武器だが、走りの面に関しては文句なしである。

前編で走りに関する部分をちょっと少なめに書いたのは後編で書きたかったから。

さすがは、日産のe-powerといったところか。そもそもe-powerとは、ガソリンを燃料にエンジンが発電機を回して充電を開始、その溜めた電気で走るのである。つまり、実質電気自動車と大して変わりがないため、レスポンスも非常に良く、加速も良い。思った以上にこの車、楽しい。過去にe-powerの車に乗った経験がある方はご存じだろうが、この車にも勿論、回生ブレーキが存在する。回生ブレーキというのは、エンジンブレーキハイブリッド車や電気自動車Ver.だと思っていただければ十分である。この回生ブレーキを使う際は、SモードかECOモードに切り替える訳だが、初代ノートe-powerやセレナe-powerのように効き過ぎて扱いにくく、慣れるのに時間が必要ということはなく、すぐに慣れるような味付けになっている。いわゆるワンペダル走行というのがより快適に行えるようになった。

 

・ルームミラー

次にこの車の特に良いところは、ルームミラーである。

 

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オプションとはなるが、このルームミラーは絶対付けるべきである。ルームミラーはいわゆるフレームレスとでもいうのだろうか、枠の部分がないため端から端まで全面鏡となっており、ミラー自体の面積も大きくなる。これだけではない。もっと良い部分がある。このミラー、切り替えることができるのだが、びっくりするほど画質が良いのである。レバーを引くと、モニターに切り替わり、いろんな角度から後方が見える。夜でも画質の良さは変わらず、キックスの弱点でもある後方視界を補うことができる。おそらくキックスに限らず、最近の日産のルームミラーの性能はメルセデスやレクサス以上と言っても過言ではない。

 

・ブレーキ

3つめは、ブレーキである。

 

というのも、前後ともにディスクブレーキであり、流石に値段が張ることはある。

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キックスの後輪


300万円前後の車で「前後ディスクブレーキの車なんか他にいくらでもおるわ」という反論もあるだろう。しかし、その値段でも後輪をドラムブレーキにすることは頻繁にあることなので、ここはいいところと言って良い。ただ、レンタカーをぞんざいに扱うわけにはいかないので、やむを得ない状況にもならず、急ブレーキをすることは叶わなかった(申し訳ないのです)。もっとも、ワンペダル走行が快適にできるので、フットブレーキをそんなに使うこと自体なかったが。

 

・トランク容量

4つめのいいところ。キックスのトランク容量は、423L。これは、コンパクトSUVの中ではトップクラスの大きさを誇る。コンパクトSUVは、いまや激戦区となっているが、これ以上ない強みである。

 

特に悪い部分

・電子シフト

キックスの1番悪い部分は電子シフトである。

何が悪いって、そう…あのプリウスの悪夢の再来である。

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キックスの電子シフト


見た瞬間泡吹いて倒れそうになった

帰巣本能のあるあの電子シフト

ちなみに、パーキングブレーキは電動ハンドブレーキに慣れてると煮え切らない)。

髪の毛1本分だけマシなのは、DレンジにB(ブレーキ)が一緒にいるため、駐車時などに間違えてD方向にしてもブレーキがかかるので、ミサイル化する可能性は低いこと

だが、このシフトの時点でわかりにくいからマイナスポイント

 

・後部座席

さて2つめ。これは前編で申し上げていた後部座席の部分についてである。

じゃあ何が悪いのか。足を置く部分が壊滅的にないのである。

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キックスの後部座席


左右の座席の足下部分には障害物があるため、内側にしか足を置くことができない(赤で描いている部分が障害となり、足場の空間が狭まっている)。そして、真ん中の座席のセンタートンネルがやたら高いし、広い。いくら20~30代の独身向けと言っても人を乗せる機会は少なからずあろう。だが、これじゃあ窮屈極まりない。そして追い打ちを掛けるように悪いのは、前席のシートレールが結構出ている。これによって足下空間の面積は狭くなるし、結構鋭いから怪我をする可能性があるこれはよくない

 

・トランク

そして3つめの悪いところ。良いところでも述べた通り、キックスのトランクは、423Lと他のコンパクトSUVに比べてもトップクラスの大きさを誇る。素晴らしいことなのに、それのどこが悪いのか。タイヤハウスが邪魔してそれだけで収納スペースが小さくなっているのである。せっかくの強みをここで潰してしまい、悪いところとして紹介

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また、こちらも追い打ちをかけるように更に悪い部分がある。後部座席を倒すと、段差ができること。これもこだわりがある人は許せない欠点となるだろう。更に更に後部座席を倒した後、戻すのも一苦労する。めっっちゃ重い。女性はヒーヒー言うことになるかもしれない

 

・4WDが存在しない

まだまだ続く、4つめ。

街乗り重視とはいえ、SUVそのくせして4WD設定がなく、FF設定しか存在しない

特に寒冷地に住まわれている方からしたら、この時点で既に候補から外されるだろう。せっかく他のコンパクトSUVに比べても車高も高いのに、もったいない

 

・ナビとETCがオプション

5つめ。この車のナビはオプション、そこからETCを付けようと思うと、30万円以上追加で支払わなくてはならなくなる

しかも、ナビの性能も悪いとは言わないが、最先端のものというわけでもない。ナビは今の時代必需品、それを付けて序盤でも紹介したルームミラーを取り付けると新車で購入する場合、込み込みで350万円程度になる。やっぱりどうしても値段が張るのが鬼門となる

 

・肘掛け

最後。

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キックスの肘掛け


肘掛けがやたら後ろにあるうえ、下の方にあるため、運転中に使うことはほぼ無理
なよう。前にドリンクホルダーを設置した結果、こうなったのだろう。これでは、何のための肘掛けなんやら。何しに来たんだよ、お前

 

最終評価

さて、最終評価ですが、オススメ度は10点中5点

特にオススメできる人は、車が好きな人で、運転に楽しさを追求するならオススメ度は7点くらいになり、候補に入れても良いでしょう。ですが、車に興味がなく、運転に楽しさを求めないならオススメ度は3点、回避すべきです。平均して5点といったところ。

やはり、どうしても欠点が多く、その割に高額なため、ためらいがちになるところではあるでしょう。しかし、欠点だけで終わる車でもなく、最初に述べた通り、悪路以外の走行性能はコンパクトSUVのなかでは間違いなくダントツでピカイチ。くどいが、トランク容量もコンパクトSUVトップクラス。それを考慮すれば、十分に購入を検討してもよい車となるでしょう。

 

後編は以上となります。前編では、全体的な特徴や印象をレビューしていますので、そちらの方も見ていただければ幸いです。(前編はこちらから

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

また、次回お会いしましょう。

日産キックス レビュー(前編)

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主に車に関する記事を書いています。もし気に入っていただければ、今後とも記事を見ていただければ幸いです。

 

今回は、(P15系)日産キックスのレビューをしていきたいと思います!

レビューは今回初めてとなります。今回も含めて今後のレビューは、2つにわけて、前編は全体的な印象や特徴、後編は特に良い点、特に悪い点、最終評価という構成で書いていこうと思います。(後編はこちらから

 

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日産キックスレビュー(前編)

 

日産キックスは、今特に流行っているSUVのなかでも比較的小柄なタイプである、いわゆる「コンパクトSUV」といわれるものに該当する。大きさは、全長4,290mm、全幅1,760mm、全高1,620mmとなっている。他のコンパクトSUVに比べて全長、全幅は若干小さいが、全高が比較的高いといった印象が強め。この車は、20~30代の独身の方向けの車だそう。価格は最も安いグレードでも276万円。まぁまぁ高い(笑)。けれども、日産といえばe-powere-powerは最近までダイハツがパクr…じゃなくて取り入れるまで唯一無二のシリーズハイブリッドだったが、各地で絶賛の声が多い。さて、価格に見合ったものであるといいのだが…。

 

外装レビュー

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外見のぱっと見の印象としては、ヘッドライトがつり目気味になっており、前のグリルの面積も決して小さいわけではないが、最近流行りのオラオラ顔とはほど遠く、むしろ少し愛嬌のある顔といった感じ。てか、前のエンブレムでかない?

ともかく、横から見た印象は、ルーフが徐々に下がってきているため、後部座席は狭そう。

後ろから見た印象は、ちっこいけどどこか迫力がある。テールランプは、同じ日産のジュークのものと似ている。ハッチバックと比べてリアバンパーが微妙にしゃくれているため、しゃくれている部分が雨などで汚れる可能性がある。正直、トヨタマツダに比べればマシ。

 

内装レビュー

続いて内装。キックスのみならず、最近の日本車の内装はすぐデザインが安っぽいと言われるが、私はぶっちゃけ高級感を演出させても、使えなければ何の意味もないと思うタイプ。故に、価格に多少見合ってないような質感であっても、使い勝手が良ければ評価するという感じ、よほど見るに堪えないようなクオリティでもない限りは評価はしないようにする。

 

さて、話を戻そう。

キックスの内装だが、グレードによって内装のカラーが変わるようで、オレンジとのツートーンのものと、黒オンリーのものがある。

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私がお借りしたのはツートーンの方。ツートーンの方は派手すぎることもなくおしゃれといった印象(ただし、例のごとく安っぽいという意見が多い様子)。至る所にピアノブラックが使われており、私は気にならないが、指紋などの汚れや傷がつくのが嫌な人には気に入らないポイントとなりえる。

キックスのドライブモード切替は、N(normal)S(smart)ECOの3つとなっている。

シートの座り心地としては、おそらく長時間の運転には向いていないタイプだと思う。と言うのも、所々固い部分と柔らかい部分があり、変な座り心地だった。が、1時間ほどの運転では、腰痛が出ることはなかった

室内灯は両方とも電球。電球でも、少し薄暗い印象。ちなみに、サンバイザーの鏡にも、照明がある。

お次はエアコン、先程も述べたとおり、高級感を持たせても、使えなければ意味がない。他方、キックスのエアコンは可動性もよく、ちゃんと効くので良いただし、閉じても微妙に風が漏れる)。

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キックスのペダルレイアウト 


前回のプリウスの記事でも触れたペダルレイアウトはというと、ブレーキが中央寄りになっているが、プリウスほどひどくはない

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キックスのドアポケット

ドアポケットの収納性。ドリンクホルダーと小物入れと別れているが、ドリンクホルダーの方はかなりあそびがあって、500mlのペットボトルを入れるのには向いてない(中央のドリンクホルダーは問題なかった)。

 

続いて、後部座席…と言いたいところがあるのだが、ここでは省略する。理由は、見過ごすことができない欠点がぎっしり詰まっているためである。あえてここでは紹介せず、後編で述べたいと思う

さて、内装レビューの最後となるトランクであるが、これも後編で述べるため、省略する。全く同じ理由である(ふざけてるわけでも適当なわけでもないよ)。

 

試乗レビュー

キックスのエンジンは直列3気筒の1.2Lのe-powerとなっている。燃費は、カタログ数値がWLTCモード21.6km/Lとなっているが、実燃費は19.2km/Lだった。(街乗りと郊外を走った)。まぁ、こんなもんではないだろうか。

走ってみた感想としては、加速が気持ちよく、オフロード以外では比較的どこでも使えそうなオートラウンダーといった印象が強め。街乗りでも息苦しく感じることはなく、そこまで疲れることもなかった。唯一懸念すべきことがあるとしたら、Aピラーが太いため、視認性が少し悪い部分がある足回りは柔らかめで、コーナリングはあまり得意ではないが、コーナリング性能を追求するような車でもなく、乗り心地を優先した方がマシであるため、ここはむしろ良いところ

 

さて、前編は以上となります。後編では、特に良い部分、悪い部分、最終評価をしていますので、そちらの方も見ていただければ幸いです。(後編はこちらから

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

また、次回お会いしましょう。

トヨタのプリウスがよく事故を起こす原因とは?(後編)

carblog-Zの「まゆげ ふとし」と申します。

主に車に関する記事を書いています。もし気に入っていただければ、今後とも記事を見ていただければ幸いです。

 

今回は、前編に引き続き、プリウスがよく事故を起こす原因について述べました。前編は、電子シフトのデザインと視認性の悪さについてでしたが、後編は前編の最後でも申し上げたとおり、個人的には1番ミサイル化する原因だと思われる部分について触れていきたいと思います。(前編はこちらから

 

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1・ペダルの配置

これが私が考えるプリウスが事故を起こす1番の原因ではないかと考えるものだ。

単刀直入に言うと、アクセルとブレーキの配置がものすごく中途半端な場所にある。さて、唐突な質問ではあるが、皆さんは、運転する際、かかとの置き場所はどこに置かれているだろうか?ひょっとしたら「吊り下げ式」と「オルガン式」で変えるという方もいるかもしれない。私は、教習所に通っていた時代、教官から「ブレーキの手前にかかとを置き、アクセルを踏むときはかかとを軸につま先を右に向けて踏め」と教わり、そのやり方をずっとしている。踏み間違えのリスクを最小限に抑えるためだ。運もあるだろうが、そのお陰もあってか、今まで事故を起こしたことは一度もない。私と同じ方法を採用している方々も非常に多いと思われる。そこで、プリウスのペダルの配置を見ていただきたい。

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プリウスのペダルレイアウト

一見、ごく普通のペダルの配置ではあるが、ブレーキがかなり中央に寄っている。他方で、画像ではわかりにくいが、アクセルは思っている以上に右側にある。その結果、アクセルとブレーキの間隔は、平均的な成人男性の足がスッポリ入ってしまうほど開いている

つまり、先程述べた私がずっとやっているペダルの踏み方だとアクセルまで届きにくくなる。 ⇒ 煩わしいから、かかとの位置をアクセルに近づける。 ⇒ その(かかとの位置をアクセルに近づけている)状態で急ブレーキを要する状況となったとき、かかとを動かさない癖が仇となり、

  • アクセルとブレーキの間に足が入り、ブレーキが間に合わなくなる
  • アクセルに入り、減速どころか更に加速する

ということになりかねない。特に後者は危険極まりない。

どうやら2020年夏から踏み間違い防止装置の性能を強化したらしいが、正直信用して良いものなのか不安である。従来のプリウス一応踏み間違い防止装置はあったらしいから

 

2・シートの悪さ

一般的に車のシートは想像通り、固すぎると腰痛や疲労感が出やすくなる。しかし、柔らかいだけのシートでも乗っているうちに腰痛や疲労感が出やすくなる。車が好きな方や、スポーツカーに乗ったことがある方は知っている、ひょっとしたら長年お世話になったかもしれないドイツのシートメーカー「RECARO」というものがある。

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RECARO


この「RECARO」、かなりお値段が張る物が多いがその代わり、ホールド性もよく、比較的長時間の運転もそこまで腰痛が出ないものが多い。しかし、思っている以上にシートは固いのである。従って、適度な固さがある方が腰痛や疲労感は出ないようだ。

さて、これに対してプリウスはと言うと…

お察しの通りである。

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プリウスのシート


かなり柔らかく、まるで運転するのを邪魔するかのような仕上がりとなっている。聞いた話によると、素材はファブリックの安物を使用しているそう。シートが柔らかいことで、座ると本来の状態よりも沈み込むことで、前編でも申し上げた視認性の悪さをさらにアシストしている。ただでさえ見える範囲が低いのにポジションまで低くなったら…そりゃあ…ね。

 

以上で後編は終わりです。

プリウスって、確かに燃費もよく、日本車ですので故障も少なく、信頼性のある良い車だとは思います。ただ、だからといってこれほど事故を起こしやすい造りをしている車に乗ろうという気になるでしょうか

最近まで問題になっていた「池袋暴走事故」でも某上級国民が「安全な車を作るようメーカーの方には心がけていただきたい」と言っていました。乗っていた車は紛れもなく、プリウスです。確かに、私も、プリウス(というかトヨタ)のせいにし、自分は無罪だというのはどうかとは思いました。しかしながら今日も、全国、世界各地でプリウスは数が多いからで解決できるレベルじゃないくらい事故を起こしています

ですから、トヨタトヨタでもっとプリウスの構造を見直し、より安全な車を作る義務があるのではないかと思います。

数百円単位の決して安い買い物ではありません。プリウスだって、車両本体価格が250万円強~ですからオプションなり登録なりいろいろしていたら簡単に300万円を超える車です。300万円前後で買うことができ、日本車で燃費が良い車は他にもたくさん存在します。特に現段階で、プリウスの購入を検討されている方は、本当にプリウスでいいのかを再度吟味するべきだと思います。(前編はこちらから

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

また、次回お会いしましょう。

トヨタのプリウスがよく事故を起こす原因とは?(前編)

遅めのあけましておめでとうございます!

carblog-Zの「まゆげ ふとし」と申します。

主に車に関する記事を書いています。もし気に入っていただければ、今後とも記事を見ていただければ幸いです。

 

記念すべき最初の記事は、トヨタの看板車(?)のプリウスです。あまりにも事故を起こすことからプリウスミサイルなんて呼ばれたりもしていますよね(笑)。そのプリウスが事故を起こしやすい原因について書いていこうと思います。ちなみに、前編と後編に分かれており、今回は前編となっております。(後編はこちらから

 

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今日も日本に限らず、世界のどこかでプリウスは事故っていることだろう。トイレが我慢できなかったのだろうか、或いはバーゲンセールでもあったのだろうか、コンビニやスーパーに超絶ダイナミック入店してみたり。真夏の猛暑日に暑すぎたのだろうか、川に自ら突っ込んでみたり。趣味が高じたのだろうか、スポーツカーもびっくりするような加速をしながら逆走してみたり。と、やりたい放題。巷では「プリウスミサイル」というあだ名までできるほどいろんな場所に突っ込んでは散々ネタにされているプリウスだが、そもそも何故あんなにも事故を起こすのだろうか?

 

 

 

1・電子シフトのデザインが非常にわかりにくい

自動車のシフト(とりわけAT車)は、基本的に上から順にP→R→N→D(→2→1)となっている。既にご存知の方も多いと思われるが、それぞれの意味として、Pはparking(駐車)、Rはreverse(後進)、Nはneutral(中立)、Dはdrive(前進)、そして最近は見かける頻度は減ったが、2及び1もしくはLはそれぞれ自動車のギアを意味しており、2は2nd(2速)、1とLはlow(1速)ということになる。これらは坂道を下る際などにフットブレーキの補助として使用するものである。

これに対してプリウスのシフトを見ていただきたい。

 

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プリウスのシフト現行型(左)と旧型(右)

見ての通り、口や文章で説明するのも難儀しそうなふざけたデザインである。まず、シフトノブをどこに入れようと定位置に戻ってくるのである。

この電子シフトには帰巣本能があります。

右上にR、横にN、右下にD。

いやPどこいった、と思ったら独立してボタンだけである模様。そして最大の謎は見慣れない子がいるのである。

B…誰だお前

レンタカー屋さんの方曰く、Bはbrake(ブレーキ)を意味するそう。

作るのはいいとして、何故Bではなく冒頭で説明したような2や1はダメだったのだろうか

あまりにも事故ることからこんなイジり方もされてるようだ

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確かにこれなら納得できる…の…か?


近未来的なデザインを優先したかったのか、最近どこのメーカーも同じようなデザインをしたシフトノブが増えてきているけど非常にわかりにくく、事故に繋がる危険性を生むだけなのでいい加減やめてもらいたいところである。

それでも近未来的デザインを意地でも取り入れたいのならば、コストがかかるというデメリットこそあるが、全てのシフトがスイッチになっていて独立しているタイプがいいのではないかと思う。調べてみたら、アフター商品にプリウス用のスイッチ式シフトもあるようだ。いずれにしても、何故トヨタはそこでケチったのか甚だ疑問である

 

 

2・シンプルに視野が悪い

皆さんは「プリウスといえば?」と聞かれて何を思い浮かべるだろうか?悪い印象も多いとは思うが、そこを大人の対応(?)で何とか良い印象を思い浮かべていただきたい。

そう、燃費の良さである。グレードにもよるが概ね1ℓにつき30㎞近い数値をコンスタントにたたき出せることは素晴らしいトヨタもその燃費の良さを更に向上させるため、空力がいい流線的なデザインとした。が、これが結果的に仇となってんだなぁ…

 

最近、目にタコができて、そのタコが腐るぐらいびっくりするほど流行しているSUVタイプの車や、ミニバンといった車は、車高が比較的高いため、言い方はあまりよろしくないが、上から見下ろすようなポジションに座るため、少し遠くまで見渡すことができる。つまり、視野が広くなるため、事故を起こすリスクも少なくなる。バンパーの前に障害物があっても死角となって見えないというのはここでは言わないお約束

ともかく、これに対してプリウスはというと…。

車高は低い、ボンネットは見えない、ピラーは寝てるの合計3コンボである。聞いた話によれば、ミサイr…じゃなかった。プリウスオーナーに限った話ではないが、高齢者は、運転中は前しか見てない人が多いそう。要は、ルームミラーも、ドアミラーも、横の死角も見てないらしい。前しか向かねぇ。恋だけにして欲しい

 

あとひとつ、意外と盲点ではあるのだが、ダッシュボードがナビの配置などで結果的にでこぼこした形状になっているため、これも視認性や車両感覚を狂わせる原因になっている。

 

 

以上で前編は終わりです。。

…ということで、もうめちゃくちゃですね(笑)。

ただ、これは前編であって、後編もあります。しかも、後編は1番ミサイル化する原因だと思われる部分について触れていきたいと思います。(後編はこちらから

 

最後まで読んでくださってありがとうございました!

また、次回お会いしましょう。