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トヨタのプリウスがよく事故を起こす原因とは?(後編)

carblog-Zの「まゆげ ふとし」と申します。

主に車に関する記事を書いています。もし気に入っていただければ、今後とも記事を見ていただければ幸いです。

 

今回は、前編に引き続き、プリウスがよく事故を起こす原因について述べました。前編は、電子シフトのデザインと視認性の悪さについてでしたが、後編は前編の最後でも申し上げたとおり、個人的には1番ミサイル化する原因だと思われる部分について触れていきたいと思います。(前編はこちらから

 

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1・ペダルの配置

これが私が考えるプリウスが事故を起こす1番の原因ではないかと考えるものだ。

単刀直入に言うと、アクセルとブレーキの配置がものすごく中途半端な場所にある。さて、唐突な質問ではあるが、皆さんは、運転する際、かかとの置き場所はどこに置かれているだろうか?ひょっとしたら「吊り下げ式」と「オルガン式」で変えるという方もいるかもしれない。私は、教習所に通っていた時代、教官から「ブレーキの手前にかかとを置き、アクセルを踏むときはかかとを軸につま先を右に向けて踏め」と教わり、そのやり方をずっとしている。踏み間違えのリスクを最小限に抑えるためだ。運もあるだろうが、そのお陰もあってか、今まで事故を起こしたことは一度もない。私と同じ方法を採用している方々も非常に多いと思われる。そこで、プリウスのペダルの配置を見ていただきたい。

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プリウスのペダルレイアウト

一見、ごく普通のペダルの配置ではあるが、ブレーキがかなり中央に寄っている。他方で、画像ではわかりにくいが、アクセルは思っている以上に右側にある。その結果、アクセルとブレーキの間隔は、平均的な成人男性の足がスッポリ入ってしまうほど開いている

つまり、先程述べた私がずっとやっているペダルの踏み方だとアクセルまで届きにくくなる。 ⇒ 煩わしいから、かかとの位置をアクセルに近づける。 ⇒ その(かかとの位置をアクセルに近づけている)状態で急ブレーキを要する状況となったとき、かかとを動かさない癖が仇となり、

  • アクセルとブレーキの間に足が入り、ブレーキが間に合わなくなる
  • アクセルに入り、減速どころか更に加速する

ということになりかねない。特に後者は危険極まりない。

どうやら2020年夏から踏み間違い防止装置の性能を強化したらしいが、正直信用して良いものなのか不安である。従来のプリウス一応踏み間違い防止装置はあったらしいから

 

2・シートの悪さ

一般的に車のシートは想像通り、固すぎると腰痛や疲労感が出やすくなる。しかし、柔らかいだけのシートでも乗っているうちに腰痛や疲労感が出やすくなる。車が好きな方や、スポーツカーに乗ったことがある方は知っている、ひょっとしたら長年お世話になったかもしれないドイツのシートメーカー「RECARO」というものがある。

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RECARO


この「RECARO」、かなりお値段が張る物が多いがその代わり、ホールド性もよく、比較的長時間の運転もそこまで腰痛が出ないものが多い。しかし、思っている以上にシートは固いのである。従って、適度な固さがある方が腰痛や疲労感は出ないようだ。

さて、これに対してプリウスはと言うと…

お察しの通りである。

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プリウスのシート


かなり柔らかく、まるで運転するのを邪魔するかのような仕上がりとなっている。聞いた話によると、素材はファブリックの安物を使用しているそう。シートが柔らかいことで、座ると本来の状態よりも沈み込むことで、前編でも申し上げた視認性の悪さをさらにアシストしている。ただでさえ見える範囲が低いのにポジションまで低くなったら…そりゃあ…ね。

 

以上で後編は終わりです。

プリウスって、確かに燃費もよく、日本車ですので故障も少なく、信頼性のある良い車だとは思います。ただ、だからといってこれほど事故を起こしやすい造りをしている車に乗ろうという気になるでしょうか

最近まで問題になっていた「池袋暴走事故」でも某上級国民が「安全な車を作るようメーカーの方には心がけていただきたい」と言っていました。乗っていた車は紛れもなく、プリウスです。確かに、私も、プリウス(というかトヨタ)のせいにし、自分は無罪だというのはどうかとは思いました。しかしながら今日も、全国、世界各地でプリウスは数が多いからで解決できるレベルじゃないくらい事故を起こしています

ですから、トヨタトヨタでもっとプリウスの構造を見直し、より安全な車を作る義務があるのではないかと思います。

数百円単位の決して安い買い物ではありません。プリウスだって、車両本体価格が250万円強~ですからオプションなり登録なりいろいろしていたら簡単に300万円を超える車です。300万円前後で買うことができ、日本車で燃費が良い車は他にもたくさん存在します。特に現段階で、プリウスの購入を検討されている方は、本当にプリウスでいいのかを再度吟味するべきだと思います。(前編はこちらから

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

また、次回お会いしましょう。